世界初フルサイズ対応5軸ボディ内手ブレ補正搭載なα7 II(ILCE-7M2)を買ってみた。
12月5日配達日指定の荷物がソニーストアから到着しました。
中身は勿論、α7 II(ILCE-7M2)です。
発表直前までリークがなくて、うれしいサプライズであったα7 II。
何が一番の魅力かというと、タイトルにもある通り、5軸ボディ内手ブレ補正を搭載している事でしょう。
前々から切望していた5軸ボディ内手ブレ補正が搭載されたとなると、迷う事なく購入せざるを得ないと・・・。
フランジバックが短く、様々なレンズがマウントアダプター経由で利用できるEマウントには、ボディ内手ブレ補正は非常に強力な武器です。
焦点距離のマニュアル設定に対応してくる辺り、Eマウントのイイところを残さず活かそうという心意気を感じました。
搭載するにしても、最初はAPS-Cで搭載してくると思っていただけに、やってくれたなソニーという感じ。
α7 IIは戦略的に非常に勝負をかけてきた機種だと思います。
で、開梱。
一番上にCapture One Express(for Sony)のパンフが入っていました。
2014年9月頃より、ソニーのデジタルカメラ専用のCapture One Express(for Sony)が無償公開されてるんですね。
まぁ、Adobe Creative Cloud フォトグラフィプランを契約しているので、利用することはないでしょうけども、有りがたい話ですね。
まぁ、最近のカメラは付属品が簡素になったなぁと思います。
この丸穴の空いている所は完全に空きスペースですし・・。
付属品は・・
ストラップ、ACアダプタ、バッテリー、USBケーブル・・以上。
α7Sと比べると、付属品がやはり寂しいですなぁ。
本体の形状は、5軸ボディ内手ブレ補正を搭載したことや、α7の評判が悪かった箇所の改善などが反映された形となっています。
α7 II前面
α7 II背面
主な変更箇所としてはまず、グリップ形状とシャッターボタンの位置の変更。
私にとってα7の最大の不満点は、シャッターボタンの位置でした。
ストラップ金具の真横にシャッターボタンが来るって・・撮影の度にストラップの紐が邪魔に感じて仕方なかったです。
α7 IIの位置が非常に違和感なく自然な位置だと思います。
んで、シャッターボタンが移動して空いた位置にカスタマイズボタンを増やすあたりも気に入りました。
グリップについては高く鋭角になり、指が引っかかりやすくなったと感じます。
スペック上のボディの薄さという点ではマイナスになるんでしょうが、圧倒的にα7 IIの方が良くなっています。
そして、5軸ボディ内手ブレ補正を搭載した事で一番影響があったと思われるボディ形状の変更。
見た目では、まぁ少し厚くなったなぁと感じるのですが、手に持つと結構違う感じがします。
また、重さもα7と比べても100g以上重くなっているので、ずっしり感もあります。
ただ、決して嫌な厚さと重さではなく、より堅牢になったという好意的なものに思えます。
質感もマグネシウムボディにシボ加工している事で、カメラとして高級感が増した感じ。
ダイヤル類も変更されているのですが・・
これは一長一短な感じがします。
操作のし易さはα7の方がよかったのですが、確かに不意にダイヤルに触れてF値が変わってしまったとかも多々あったなぁと。
ダイヤルの質感も含めてα7の方がよかった気がしないでもないですが、誤操作が少なくなったと思えば許容できる変更点ですかねぇ・・。
あとは、α7Sと同様にマウント留め具が金属に変更されています。
センサー性能的には、α7と同等ながら販売価格が1.5倍以上高くなっているα7 II
ですが、しっかり価格上昇を納得できる造りになっていると思います。
逆にいうと、α7を併売しても問題ない程度に差別化されてると思います。
それぐらいの差額分の魅力が機能的にも質感的にもα7 IIにはあると感じています。
ボディケースは純正のソフトケース(LCS-ELCB)を購入しました。
私的には不要なレンズジャケット付きで実売14,000円と決して安くない価格なので、いつもなら純正品以外を選択する所ですが・・・
機能的には、GARIZのケースと遜色ない出来となっていますので、レンズジャケットは不要ながら、LCS-ELCBを購入しました。
底面はα6000用ボディケース(LCS-EBC)と同様にフラットで、ネジを回す取っ手も付いています。
ボディケースを付けたまま、バッテリー蓋も開きますし・・
勿論、メモリーカードやUSBケーブルもボディケースを付けたままアクセス可能となっています。
ただ、本革らしいのですが、正直質感はあんまり良くないかなぁ・・・(--;
表面が硬くてザラザラした感じがありますねぇ・・。
で、液晶保護フィルムですが、α7とサイズが違います。
α7用の液晶保護フィルムを使うとこんな感じになってしまいます。
α7 IIの方が1cm位小さいのですよね。
なので、Kenko 液晶保護フィルム SONY α7II用(KLP-SA7M2) を急いで購入しました。
要注意です・・(--;
さて、α7 IIの武器である5軸ボディ内手ブレ補正ですが、とりあえず実感してみたくて、手始めにおそらくは結構な人が実践すると考えているであろうLA-EA3
+SAL135F28 [T4.5] STF
で5軸ボディ内手ブレ補正を確認してみました。
結果・・ちゃんと体感できる程度には効果あります。
シャッターボタンを半押した時にはファインダー像のブレが明らかに少なくなっているし、1/焦点距離は勿論、後2、3段分位なら大丈夫な感じ。
現時点では、SAL135F28 [T4.5] STF をTLMを通さず、拡大MFを使い、手ブレ補正を利用して撮影出来るフルサイズカメラはα7 II
のみですので、α7 II
買って良かったと大いに実感できました。
5軸ボディ内手ブレ補正搭載のα7s IIとか出たら・・と思うと。
まぁ、噂ではα9が出るとかもあるけど・・
どんだけボディ買わせるんだソニーさん・・・(--;
135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28用にLA-EA3を買ってみた。
結局、135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28用にLA-EA3
を買ってしまいました。
LA-EA4とLA-EA3
の違いは、TLMがマウントアダプター内に入っているかいないかという違いです。
言い換えればすべてのAマウントレンズで位相差AFが行えるか行えないかという事です。
LA-EA3でもSAMかSSM搭載のレンズであれば一応コントラストAFでAFが可能なのですが・・
コレが使い物にならない位遅いので、実質MF専用のマウントアダプターと思ってしまっても差し支えないかと。
まぁ、TLMが入っている事を気にしなければ、LA-EA4のみで良い訳でLA-EA3
を購入する必要もない訳ですが・・
α7で使う場合、余分なTLMが入っている分、若干の光量減少が気になる所。
AFレンズであれば、位相差AFが使えるというメリットがある訳ですが、
SAL135F28はMF専用レンズですので、位相差AFが使えない上に、光量が減少してしまうというデメリットだらけな状況になる訳です。
α7でSAL135F28
で使うのであれば、TLMが無いLA-EA3
を使うのが一番ベターな選択なんですよね。
というか、α7で風景やポートレート撮る分だけで言えば、別に位相差AF使えなくても、正直差し支えないよね・・。
で、LA-EA3の内容物なのですが・・
本体、保証書、マニュアル・・という事でポーチやらケースが付属していないのですよね。
いやぁ・・・
LA-EA4にはソフトケースが付いていたのに・・ねぇ。
というか、価格的にもLA-EA3よりも安いフィッシュアイアダプター(VCL-ECF1
)にすらケースついてたのに・・。
何故に。
まぁ、Nikonのテレコンでも値段一緒なのにも関わらずTC-17E IIではソフトケースが付いていたけど、TC-14E II
には付いていないという謎仕様がありますが・・。
原価にて数百円だと思いますが・・
けち臭いなぁと・・。
LA-EA4の出っ張り部分については持ちやすいか持ちにくいかが賛否両論。
ちなみに私はLA-EA4の方が下部に平面部分が多くなりますので、持ちやすいと感じてます。
というか、常時付けたまま保管しておくかとか思ってみたり。
当然ながらLA-EA4の時と違って、マウント周りがシンプルになってますが、意外とLA-EA4
の方が持ちやすいというジレンマ。
ほんと、α7はボディ内手振れ補正が付いたらコスパ最強のフルサイズカメラになりえるのですけどねぇ・・。
惜しいなぁ。
135mm F2.8 [T4.5] STFことSAL135F28を買いなおしてみた。
α7とLA-EA4
を購入した事によって、以前手放したとあるレンズが使いたいという思いがフツフツと沸き上がってきました。
それは、現行で発売されているAマウントレンズの中でも至高のレンズであろう135mm F2.8 [T4.5] STFことSAL135F28です。
Aマウントの135㎜とレンズでいえば・・
Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Zも素晴らしい写りをするレンズとして知られていますが、どちらかと言うと私は135mm F2.8 [T4.5] STF SAL135F28
の方を推します。
このレンズは2線ボケや点光源のボケが欠ける口径食がないという特徴を持って要る上、ピントが合っている箇所は素晴らしく解像するという特徴も持っています。
中望遠レンズとしては背景や点光源をキレイにボケさせるという特徴はこれと無い武器であります。
欠点としては、
・MF専用レンズであるという事
・意外に重い(730g)という事
・特殊なレンズ(アポダイゼーション光学エレメント)の影響で開放でも絞り値が4.5と暗くなる事
の3点位でしょうか。
ホントα900と共に売却したAマウントレンズの中では、SAL135F28
が唯一の心残りでした。
なので。。
この機会に買いなおしてみました。
フィルター径は72㎜ですのでKenko PRO1D プロテクター (W) 72mmを購入し、装着しました。
特徴なのは絞りリング。
F No でなくT Noと記載されています。
このT Noとは、メーカー曰く
STFレンズには「アポダイゼーション光学エレメント」があるため、レンズを通って集まる総光量は通常のレンズより少なくなります。
そのため、レンズ口径と焦点距離で決まるFナンバーではなく、Tナンバーとして表記しています。
実際にレンズを通って集まる光の明るさを表したもので、露出を決める上ではFナンバーと同じです。
という事らしい。
SAL135F28という型番が示す通りのF2.8相当の口径ながら、実際はF4.5相当の光量となるため、135mm F2.8 [T4.5] STFという名称になっている訳ですね。
まぁ、そういう訳なので、
Sonnar T* 135mm F1.8 ZA SAL135F18Zのように絞り開放でSSを稼ぐことも出来難い為、少し暗い場所で低ISOの場合はちょっと手振れが気になったりしちゃいます。
そういう点では、Aマウントのボディはボディ内手振れ補正があるから気持ちマシなんですが、α7+LA-EA4
となるとどれくらい影響が出るのかなぁ・・と。
といっても、いまさらα900に戻るのも辛いし、α99
に関しては先日再びソニーストアで触ってきた感触で言うと・・
20万だと考えるとあの連射性能じゃ、あまり購買意欲がわかないのですよね。
D800の代わりにはならないですしね
とりあえずはしばらくはAマウントボディを買うという選択肢が無いのかなぁと。
次期フルサイズボディに期待。
EVFでの拡大機能のおかげで随分とピント合わせが楽になりました。
重量バランスも丁度いい感じです。
ていうか、MFレンズなので、LA-EA4である必要がさらさらない上に、TLMが邪魔なのでLA-EA3
が欲しくなってしまう始末・・。
どうすっかなぁ・・。