Xeon E3-1245 V2とASRock Q77M vProを買ってみた。
別に性能的には不自由してないんですが、ぼちぼちCPUとマザーボードを替えたいなぁ・・という欲求が出てきまして・・。
LGA2011にいっちゃうか~なんて思ってたら・・
アベノミクス発動の所為かCore i7-3930Kの値段が上がったり、各種マザーボードの値段が上がったり・・
もういっそ、ふと見つけたCore i7-3970Xの中古 79800円でも買ってやろうかと思いましたが、何とか思いとどまり・・
でも、Core i7-3770Kに載せ替えるだけってのも、現在Core i7-2600K
使ってるし費用対効果的に微妙だなぁと。
Z77もM-ATXでPCIスロットがあるモデルは廉価モデルで・・まぁワクワクしないといいますか・・。
というか、オーバークロックもしてないのにK付きのモデル買う必要あんのかと自問自答・・。
Core i7-3770とCore i7-3770K
との違いと言えば・・
倍率ロック解除
Core i7-3770は非対応、Core i7-3770K
は対応
クロック数の違い
Core i7-3770は3.4GHz、Core i7-3770K
は3.5GHz
※ターボブースト時は同じ3.9GHz
vProの対応
Core i7-3770は対応、Core i7-3770K
は非対応
VT-dの対応
Core i7-3770は対応、Core i7-3770K
は非対応
※VT-xは両方対応
インテルR TXTの対応
Core i7-3770は対応、Core i7-3770K
は非対応
という具合。
ざっくりいうと、オーバークロックも辞さず速さ求めるならCore i7-3770K、機能を求めるならCore i7-3770
という感じでしょうか。
仮想マシンを動かそうと思うと、VT-dに対応しているCore i7-3770の購入一択ですね。
VT-dに対応していると・・
例えばVMware上で動かしているWindows Server 2008 R2の中でHyper-Vで仮想マシンを動かせます。
一般的にはそんな使い方しませんが、お仕事とかお勉強とかでちょっとHyper-Vの検証環境を作りたい時に非常に便利な話でして・・。
私のようにオーバークロックしないならワザワザ高い方のK付き買う必要まったく無い話。
なので、購入するならCore i7-3770だなぁ・・
と思っていたのですが、何故かIvy BridgeのXeon E3はCore i7よりも同等性能帯でも数千円安いという情報を見てしまいました。
まぁ、Xeonと言えばサーバ用途なので一般的なマザーボードではソケットが合っても認識しない事が多々あるのですが、Xeon E3はそこそこの数のメーカでCPUサポートリスト入りしてます。
で、Core i7-3770とXeon E3-1245V2
の違いを比較・・
ターボブースト時最大クロック
Core i7-3770は3.9GHz、Xeon E3-1245V2
は3.8GHz
※定格クロックは同じ3.4GHz
ECCメモリ対応
Core i7-3770は非対応、Xeon E3-1245V2
は対応
内蔵グラフィックス
Core i7-3770はIntel HD Graphics 4000、Xeon E3-1245V2
はIntel HD Graphics P4000
インテル Insider
Core i7-3770は対応、Xeon E3-1245V2
は非対応
インテル ワイヤレス・ディスプレイ
Core i7-3770は対応、Xeon E3-1245V2
は非対応
デュアルディスプレイ対応(※内蔵グラフィックス)
Core i7-3770は非対応、Xeon E3-1245V2
は対応
インテル AT
Core i7-3770は対応、Xeon E3-1245V2
は非対応
インテル デマンド・ベース・スイッチング
Core i7-3770は非対応、Xeon E3-1245V2
は対応
インテル 高速メモリーアクセス
Core i7-3770は非対応、Xeon E3-1245V2
は対応
インテル フレックス・メモリー・アクセス
Core i7-3770は非対応、Xeon E3-1245V2
は対応
中々に甲乙つけがたいですが、Xeon E3-1245V2はインテルATに非対応になってる分、vProの機能がフルで使えない訳ですね。
その代わり、デマンド・ベース・スイッチング、高速メモリーアクセス、フレックス・メモリー・アクセスに対応しているので、消費電力を控えながらもパフォーマンスを維持するサーバ用途に向いてると・・。
まぁ、両方ともインテルAMTには対応してますので、安い方で良いかという事で、CPUはXeon E3-1245V2に決定。
続いてマザーボード。
VT-dとvProに対応したやつしか意味ないよね。
という事で、Z77チップセットではなく、Q77チップセットを選択する事になります。
んで、Q77チップセットでM-ATXのマザーボードって・・。
ASRock Q77M vPro
Intel DQ77MK
GIGABYTE GA-Q77M-D2H
ASUS P8Q77-M/CSM
の4種類。
個人的には、GIGABYTEとASUSは無いなぁという(そもそも在庫がほぼ無い)事で、ASRockかIntelから選択。
値段が安いのはASRock Q77M vPro。
Dual LAN Port、eSataポート、IEEE1394ポート有りとインターフェースが豊富なIntel DQ77MK。
Dual LAN Port とeSATAポートには悩みましたが、とりあえず安い方で良いかという事で、ASRock Q77M vProに決定。
ちなみに右上に写ってるのは、Groovy SATA-eSATA変換 GN-SAESAT30。
結局CPUもマザーボードも安い方でイイやという判断の元、Xeon E3-1245V2とASRock Q77M vPro
に決定しました。
でも、単にCore i7-3770KにZ77マザーという組み合わせよりも、リプレース費用も少なくすみましたし、機能面もVT-dとvProに対応したので向上。
Core i7-2600KとZ68M Pro-3
を処分した費用と差し引いて+10,000円位でVT-dとvProに対応させられた点は結構満足です。
性能的には、ぶっちゃけCore i7-2600Kと比べても体感で違いはまったく感じませんけどね。
WindowsエクスペリエンススコアもCPUが7.6から7.7に変わっただけですし。
まぁ、プロセッサ表示がXeon E3-1245V2と表示されてるのが一味違うって・・微妙な自己満足もありますが。
消費電力が若干減ってるので効率としては上がってるのでしょうけどね。